長編の構成を身に付けるのに有効だと実感しているのは、色々な映画の構成を分析することです。
映像からハコ書きに戻すので、『逆ハコ』とも言われます。
名作と言われる作品や、自分が書きたいジャンルの作品を幾つか分析すると、構成の基本パターンがある程度わかってくる。
構成の方法は色々な本で紹介されているので、色々試してみて、相性の良い方法を探ったら良いと思います。
基本は3幕構成で、あとはシークエンスを幾つに分けるか、という感じが多いのではないでしょうか。
私が参考にしているのは、シド・フィールド先生の本で紹介されているパラダイム作成(30分ごとに14シークエンス)と、ブレイク・スナイダー氏のビートシート。
尾崎将也さんのブログでも書き方のポイントが紹介されています。
上記の本を買わなくても、これを読みながら今すぐできちゃう。
ドラマは時間の中に存在する(構成の勉強法・その1)
流れはこうなっている。で、何?(構成の勉強法・その2)
ちなみに私は、初見では行わず、2度目に分析するという形を取っています。
1度目は、1度しかないので。
初見はなるべく素直に観たい、という理由。
1度目は、1度しかないので。
初見はなるべく素直に観たい、という理由。
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分析を一人でやるということは、自分の観たいように観て、分析しているということなので。
できるようであれば、人と意見交換するのがおすすめ。
勉強仲間がいないなら、分析された書籍などと比較する方法もあります。
ビートシートの分析については、この本がいっぱい載っていて便利。
(ちょっと翻訳には言いたいことがあるけれど!)
シナリオセンターの柏田道夫先生のこの本にも、逆ハコが何作品か載っている。